名取市（なとりし）は宮城県の中央南部に位置し、仙台市に隣接する利便性の高い都市です。
 
基本情報
所在地：宮城県名取市増田字柳田80
面積：約98.18 km²
人口：約79,800人（令和7年6月末時点）
市の木・花：クロマツ・ハナモモ
 
特産品・産業
農業：米（ササニシキ・ひとめぼれ）、カーネーション（東北一の生産量）、メロン、セリなど。
水産業：ヒラメ、赤貝、シャコエビ（閖上港）。
工業：サッポロビール仙台工場、ニコン仙台工場など。
商業施設：イオンモール名取、なとりりんくうタウン。

観光と文化
名取熊野三山：熊野神社の本宮・新宮・那智社を模した全国的にも珍しい神社群。
雷神山古墳：東北最大級の前方後円墳。
閖上地区：朝市や日和山など震災復興の象徴。
名取市文化会館・震災復興伝承館：地域文化と記憶を継承する施設。
伝統行事・イベント
熊野那智神社を中心に、
1月：歳旦祭・どんと祭（無病息災を祈願）
6月：夏越大祓（茅の輪くぐりなどで半年の穢れを祓う）
12月：年越大祓（1年の浄化）
【地域色豊かなグルメイベント】
閖上港では「はらこめしまつり」や「しらす祭」が開催され、名物料理の販売や試食を楽しめます。
「水産加工まつり～復興感謝祭～」では地域の水産業の魅力が紹介されます。
 
最近の動向（2025年）
名取市では、震災復興の象徴である閖上地区の朝市が全国から注目を集める一方、高齢化が進む復興住宅の支援体制や医療圏の再編など、地域課題への対応が進められています。市民の暮らしと地域の魅力を両立する取り組みが続いています。