Webサイトへ「SSL」導入のすすめ

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Web制作
浜津匡壮

こんにちは。Webデザイナーの佐藤です。
今回はWebサイトのセキュリティ対策のひとつである、「SSL化」についての記事です。

SSL導入していますか?

みなさんのWebサイトではSSLを導入されていますか?
WebサイトのURLの頭が「https://〜」となっているのを見たことはないでしょうか。
この「https」の「s」の部分がSSLを導入している証です。きちんとSSL化さているとアドレスバーに南京錠のアイコンが表示されます。
URLが「http」のWebサイトはSSLを導入していないWebサイトということです。

Chromeブラウザで警告機能が搭載

ブラウザシェアの60%以上を占めるChromeブラウザではこれまでもSSL化されていない場合は、アドレスバーに「保護されていない通信」というラベルを表示していました。
それが2018年10月に登場したのChromeブラウザ・バージョン70からは、SSL化に対応していない場合に「保護されていない通信」ラベルが赤くなる警告機能が搭載されました。
この警告表示はお問い合わせページなどの入力フォームがあるページで、入力を開始した際に表示されます。
この警告表示はWebサイトの信頼性を低下させるため、お客様のページからの離脱、新規顧客の獲得や売上に影響が出てくる可能性があります。
Webサイトの安全性、サイトの信頼性を向上させるためにもSSLの導入をお勧めします。

Google developers:進化するChromeのセキュリティインジケーター

入力フォームで入力を開始すると警告が赤色に変化

そもそもSSLとは

SSLとは「Secure Sockets Layer」の略です。
インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みのことで、Webサイトのセキュリティ対策のうちの一つです。
個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータを暗号化して、サーバ~PC間での通信を安全に行なうことができます。
WebサイトのすべてのページをSSLで暗号化することを、常時SSL(Always On SSL)と言います。
ログインページやお問い合わせフォームなど特定のページだけでなく、その他すべてのページをSSL化することで、ログイン情報や決済情報だけでなく、Cookieへの不正アクセス(盗聴)も防止することができます。

SSL導入のメリット

  1. セキュリティの強化
  2. 信頼と安心を伝える
  3. SEO効果

セキュリティの強化

これまででお伝えしたように、SSL化することでデータを暗号化して送受信するためWebサイトのセキュリティが向上します。
ただし、サーバのセキュリティ対策を行なっていなかったり、ログインパスワードが脆弱だったりした場合は、別のセキュリティ対策が必要な話になってきますので、また別の機会に説明します。

信頼と安心を伝える

警告が表示されたままWebサイトを閲覧し続けることは、ユーザーにとってストレスを抱える体験です。特にネットショッピングができるサイトでは多くのユーザーはWebサイトを離れてしまうでしょう。
SSL導入は比較的手軽に導入できるセキュリティ対策の一つなので、ぜひ導入してみてください。
導入方法がわからない場合は、Webサイトの制作会社に依頼してみてください。ドリームディレクションでもご相談を受け付けています。

SEO効果

Googleの公式ブログの発表で、SSL化を「検索順位を決定する際の判断指標に利用する」としています。
あくまで指標の1つでしかありませんが、競合他社がSSL導入を進めているのであれば検討する価値はあります。

Googleウェブマスター向け公式ブログ:HTTPS をランキング シグナルに使用します
Googleウェブマスター向け公式ブログ:HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります

SSLの導入方法

SSLの導入には「SSL証明書」の取得が必要です。
Webサイトをレンタルサーバを借りて運営しているようであれば、ほとんどのレンタルサーバ会社でSSLを導入可能です。
SSL証明書には認証レベル1〜3まであり、レベル3が一番信頼性が高いものになります。
ただし、レベル3の証明書を取得するには認証プロセスのハードルが高いことと、費用も高額になります。
まずは無料で導入できるSSL証明書の「Let’s Encrypt」から始めてみてはいかがでしょうか。
一例としてレンタルサーバ会社である、さくらインターネットのSSL証明書へのリンクを記載しておきます。

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みなさんのWebサイトもSSLを導入して、安全で安心なインターネットを一緒に作りましょう。